こんにちは!
今回は2021年10月10日(日)に谷川岳で登山をしたので、そのレポートになります。
10月の谷川岳って寒い?どんな服装で登ればいいの?
紅葉はもう見頃?
こんな疑問を持ちの方の参考になればと思います。
- 谷川岳のふもと(ロープウェイ駅付近)は涼しいくらいだけど、山頂は寒い(5℃前後)
- 紅葉はまだハイシーズンではないけど、山頂付近は色づいていて秋を先取りできる
- 土日のロープウェイからのルートはとても混雑する
- 東京駅から始発の場合は越後湯沢駅経由で行くのがおすすめ!
私は電車で土合駅に着いてから西黒尾根のルートで登って、ロープウェイを使って下山するルートを取りましたので、ご紹介します。
それでは、よろしくお願いします!
日本百名山の一つ:谷川岳(たにがわだけ)とは
谷川岳は群馬県と新潟県の県境にある山で、標高は1977m。オキノ耳とトマノ耳の2つの頂上がある双頭山で、日本百名山に数えられる山の一つです。
標高はそれほど高くありませんが、峻険な山となっていて高山気分が味わえること・都内からのアクセスが良いことで初心者の方にも人気の山となっています。
また豪雪地帯でもあるため、冬にはスキー場としてにぎわうなど、四季折々の表情が楽しめるのも魅力の一つとなっています。
しかし一方で、死者が世界一多い山としてギネス認定されており、「魔の山」「死の山」なんて言われたりもします。その原因は
- 天候の変化が激しい山である
- 急斜面や崖などが多い
- 標高の低さとアクセスの良さから、軽い気持ちで登ろうとする人が多い
ことがあげられます。
魅力たっぷりの山なので
しっかりと天候やルートを確認してから登りましょう!
準備を怠らずに!
登山記録
ここからは登山記録をご紹介します。
私は歩くスピードはやや早めだと思いますので、その辺りも合わせて参考にしていただければと思います。概要はこちら
谷川岳の入り口:日本一のもぐら駅「土合駅」からスタート
出発は東京駅から新幹線に乗って、谷川岳の最寄り「土合(どあい)駅」を目指します。
ここでは土合駅へのおすすめの行き方と駅の紹介をします。
東京から土合駅へのおすすめの行き方
東京からの始発(土日)で向かうと
JR上越新幹線とき301号:新潟行
JR上越線:水上行
JR上越線:長岡行
所要時間は2時間29分。料金は自由席で片道5,590円となります。
ここで私のおすすめの行き方は
JR上越新幹線たにがわ401号:越後湯沢行
JR上越線:水上行
所要時間は2時間3分。料金は自由席で片道6,920円となります。
料金は1,330円高くなってしまうのですが、朝の貴重な26分をゆっくり過ごすことができます
さらに1番の違いは後述する土合駅最大の特徴である「486段の階段を登らなくて済む」ということです
登山の体力を温存できるのもかなりメリットがあると感じます
ちなみに越後湯沢駅の西口を出て1分くらいにコンビニがあるので、そこでお買い物もできます。ただし乗り換え時間が短いので注意
日本一のもぐら駅「土合駅」とは?
土合駅は「日本一のもぐら駅」なんて言われます。これは土合駅の下りホーム(越後湯沢・長岡方面行き)で下車すると深い地底にたどり着き、改札口までなんと486段の階段を登ることになります!標高差は70.7mあり、約10分かかります。
なぜこのような作りになっているのかと言うと、上り線(水上方面)ができたのが大正時代。その後、昭和40年代に複線化する際に効率の良い下り線(越後湯沢方面)を長いトンネルで作ったことが由来のようです。(引用:土合駅ポスターより)
現在では、駅に喫茶店「mogura」もあるので、帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
余談ですが、土合駅の地下ホームでは特製ビールを熟成しておりました。
ロープウェイ駅「谷川岳ベースプラザ」で登山情報を確認し、登山の準備!
土合駅から20分ほど歩くと「谷川岳ベースプラザ」というロープウェイの駅に着きます。
水上駅からのバスや、駐車場もありますよ
水上駅からはバスで約20分、料金は760円になります。詳しくはこちら
駐車場の普通車料金は500円です。詳しくはこちら(ロープウェイの料金も載ってます)
このベースプラザに登山情報が書かれたボードがありますので、必ず確認しましょう!
またコインロッカーもあるので不要なものは預けて、トイレも必ず済ませておきましょう!準備運動と登山カードの提出も忘れずに。それらを済ませたら
いざ登山開始っ!!
この日のベースプラザでの気温は13℃くらいでした。
西黒尾根のルートで山頂を目指します
今回は西黒尾根からのルートで山頂を目指します。ロープウェイ駅はかなり混んでいましたが、こちらの登山道に向かう人は少なめ。
この日は前日に雨が降っていたのでかなりぬかるんでいたので、慎重に登っていきます。
でも雨の後って草とか土の良い匂いするよね
1時間ほど歩くと、林間部を抜けて尾根に出ます。
一気に景色が広がって見えます!
木々が色づいてきて少しずつ赤みを帯びています。
ここからは岩場がメインになってきます。また斜面も見えているため、足元には十分気をつけて登っていきましょう。
鎖場もいくつかあります。雨が降った後の岩場は非常に滑りやすいので注意です。
岩場が出てくる尾根に出てきたあたりから気温も一気に低くなってきます。
一度休憩をとって服装を見直しても良いかもですね。
1時間30分ほど登っていくと、「ラクダの背」という札が立っているところに到着します。ここからさらに岩だらけになってきます。登りやすいルートが黄色いペンキで示されているので、それに沿って進んでいくと登りやすいですよ!
岩場をさらに1時間ほど登っていくと山頂付近の肩ノ小屋というところに着きます。ここでロープウェイからのルートと合流するので、人がたくさん!
さぁ、山頂はもう目の前です!
山頂に到着!標高は ロープウェイで下山するために天神平駅へ
肩ノ小屋から少し進んでいくと頂上に到着です!
あいにくこの日の山頂はガッスガスで何も見えず…
山頂のトマノ耳では記念撮影のための行列がっ!
記念撮影を済ませ、お昼ご飯を食べようと思っていたのですが、あまりにも人が多かったので下山を優先することにしました。しかしここで悲劇が…
ロープウェイルートが大渋滞!!地面がぬかるんでいたのと、おそらく山に慣れていないであろう人がたくさんだったのでロープウェイの天神平駅に行くまでに2時間かかってしまいました。
西黒尾根のルートで下山した方が早かったんじゃ…
天神平駅に到着し、時間は14時近くに。13時49分発の長岡方面の電車に乗れたらラッキーと思っていましたが、全然間に合わないので次に都合良いのは15時34分発の水上行き電車。のんびり昼食を取ることにしました。
天気は良くないけど
山で食べるカップラーメンが最高なんじゃ〜
ロープウェイで下山し(片道1250円)、のんびりと土合駅に向かいます。そして温泉に入るために水上駅へ!
2つとなりの水上駅で水上温泉で汗を流します
電車に乗って2駅となりの水上駅へ。時間は12分、料金は240円です。
ちなみにバスも谷川岳ロープウェイ駅から出ていて、時間は20分、料金は720円です。
水上駅を降りる左手、線路沿いに20分ほど歩いていくと温泉街に着きます。私は「ふれあい交流館」というところで汗を流すことにしました。料金は大人600円です。
現在はコロナの影響で、6名ずつの入場制限があります。休憩所で待たせてもらえます。
この後は高崎駅へ向かうのですが、水上駅からは1時間に1本程度なので、のんびり温泉で疲れを癒しました。
汗かいた後の温泉最高〜
のんびりして水上駅に戻り、17時44分発の高崎行きで高崎駅に向かいます。高崎駅までは1時間4分、料金は990円です。そして18時48分に高崎駅に到着!
高崎駅でおぎのやの「峠の釜めし」で山行を締めくくる
高崎駅で夕食を取ろうと駅を歩いていると、なんと峠の釜飯で有名な「おぎのや」があることを発見!迷うことなく向かいます!
やっぱり王道の峠の釜飯を注文し、飲み物は日本酒「谷川岳」をいただくことにしました。
辛口の日本酒が美味しい〜!
釜飯との相性もバッチリ!
お腹と心を満たしたところで駅でお土産を買い、旅を締めくくります。
※この日は蕨駅での変電所火災の影響がダイヤが乱れていたため、東京駅までの詳細は参考にならないと思うので省略します。料金は4490円です。
10月の谷川岳の気温・服装・混雑状況について
まとめ:10月の谷川岳は涼しいが山頂は寒い!紅葉は綺麗だけど、混んでるので時間配分に注意!
いかがでしたでしょうか?
10月の谷川岳はちょうど季節の変わり目ということもあり、四季の変化を楽しむことができます。
一方で気温の変化や、登山客が増加する季節でもありますので、準備を怠らずに登山を楽しみましょう!
その他の登山記録もぜひご覧ください!基本的に都内からアクセスの良いところに登っています
それでは、ありがとうございました!
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